ヨーガの呼吸法で身体を動かす

身体の流れと呼吸

身体には生体エネルギーの流れるボンハン管(12本の主要ルート)があります。それらは五臓(肺・心臓・脾臓・肝臓・腎臓)、六腑(胃・小腸・大腸・膀胱・三焦・胆のう)の内蔵のどれか一つと関係づけられていて、これらのエネルギー連携が身体中を養っています。※「ボンハン管」は、テキストの身体の流れを参照。
身体は、数10兆個ほどの細胞が集まり人体を形作っています。細胞の集まりである筋肉の状態と、身体の流れ(生体エネルギー)との関係は善し悪しが正比例です。よりバランスのとれた身体には規則正しいエネルギー循環があり、細胞を若返らせます。
肺呼吸は自律神経の支配下にありますが、肺の周りの筋肉郡や横隔膜によって意識的に拡げたり縮めたりすることができます。このことから、深く息を吐くことで、多量の息を吸うことができます。その時、空気中からとり込まれた気(プラーナ)が呼吸を促し、促された呼吸が身体を動かします。

『息を吐く』と『息を吸う』

吐く息は、二酸化炭素や体内の水分が蒸発して出ていきます。吸う息は、自然界の空気の窒素や酸素、少しの二酸化炭素と微量のその他の気体が入ります。呼吸を手足と同じようにコントロールします。
すべてのポーズで、吐く息と共に体内の不要物(毒素)を体外へ出します。吸う息と共にプラーナを下腹に吸い込みます。深い呼吸に合わせてストレッチを繰り返し、身体中の細胞にプラーナをとり込みます。
吐く息と吸う息が、身体にどのような変化をもたらしただろうか。呼吸と筋肉との関連を捉えましょう。休息のポーズで変化を観ます。

身体の内面の力

ヨーガのポーズを行い、気づいたことを生徒の高木さんに聞きました。
「身体の仕組みを知ることで、多くの変化に気づくようになりました。例えば、以前は足首を回した時、緩んだ感覚が足首の部分にしかなかったのに、そこから離れた膝までの範囲に広がっているのが分かりました。
深く息を吐くと緊張状態がとれて動きやすい。その為かストレッチ時筋肉がよく伸びて痛みが出ます。この姿勢で息を吸うと、痛みの出ていた部分の筋肉に痛みが増します。これは、筋肉が伸びたのか・緊張するのか・エネルギーが動くのか・まだ分かりません。
こんなふうにストレッチと共に「息を吐く」「息を吸う」をくり返した後の休息は、バランスがとれ身体も楽で自然な呼吸をしています。最後には皆から「元気になっている。」と言ってくれます。自分でもそんな気がしているのが現在です。」との事でした。



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