発声の呼吸法で緩んだ筋肉


呼吸のしくみ

呼吸をするためには、腹と胸が重要ポイントとなります。腹(腹腔)とは、胸下方の腹部内臓を含み、上方が横隔膜、後方が腰椎、側方と前方は腹筋、下方は骨盤までで仕切られています。胸(胸郭)とは、肋骨で囲まれた肺のある場所です。
腹腔は、中に含む容量を変えずに形を自由に変えられる柔軟性を備え、胸郭は、息(ガス)を充満しながら形を変化させることができ、圧縮が可能です。
腹と胸の境に位置する横隔膜は、呼吸をつかさどるドーム型のもっとも重要な呼吸筋です。肺下面は、横隔膜上面に付着していて、ドームの上端は、第四肋間(呼気)から第六肋間(吸気)の位置に変化します。※呼吸筋とは、肋骨の間にある肋間筋と横隔膜のこと。


息を吐く作業

横隔膜は腹筋(腹をへこませる)と共同して、呼吸や発声、咳、排便、出産、しゃっくり、等の数多くの機能に適合しながら支配しています。
これは、『息を吐く』動力が、腹筋を収縮させ、横隔膜に向けて内臓を上方に圧迫することで、内臓が持ち上げられるのです。それは、緩んだ横隔膜が肺を押して、多量の息を外に出すことになるのです。
このように、腹筋と横隔膜の共同作業をさせることが、『息を吐く』作業となります。

筋肉をストレッチする

筋肉は、縮む性質にあります。このことを充分に考慮しておくことで、ストレッチの必要性と大切さが認識できます。
『身体は、息を吐くと緩む』という法則を使います。ストレッチと同時にゆっくりと深く息を吐くことで、縮んだ筋肉に余計な負担が掛からずに伸びます。
吐きながらのストレッチが、筋肉を緩め、痙攣や損傷を防ぐことにもなります。



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